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【プロが本音で語る】「人工芝」と「天然芝」、結局どっちを選べば幸せになれるのか?

#外構#失敗談#費用
【プロが本音で語る】「人工芝」と「天然芝」、結局どっちを選べば幸せになれるのか?
画像出典: smile-green-g.com

はじめに:永遠のテーマに、そろそろ決着をつけよう

「人工芝と天然芝、どっちがいいですか?」

外構のプロをやっていると、この質問を月に何十回と聞かれます。

ネットで調べると、人工芝推しの記事もあれば天然芝推しの記事もあって、余計に迷いますよね。どちらにも「業者のポジショントーク」が混じっているから、何を信じていいかわからない。

でも実は、この問いに対する答えはあなたのライフスタイルで明確に決まります

今日はプロとしての本音を、忖度なしでお伝えします。最後に「自分ならどっちを張るか」もお話しします。


初期費用:人工芝は天然芝の約3〜5倍

まずお金の話から。ここが一番気になるところでしょう。

天然芝の施工費用は、1㎡あたり約3,000〜5,000円が相場です。30㎡(約9坪)の庭なら、9万〜15万円程度。

一方、人工芝は1㎡あたり約10,000〜15,000円。同じ30㎡なら30万〜45万円かかります。

初期費用だけ見ると、天然芝の圧勝です。これは間違いありません。

ただし、ここで話を終わらせてはいけません。


ランニングコスト:10年で見ると景色が変わる

天然芝は「生き物」です。育てるには手間もお金もかかります。

年間のランニングコストとして、肥料代が年3,000〜5,000円、除草剤が年2,000〜3,000円、水道代の増加分が年5,000〜10,000円程度。もし芝刈り機を買うなら、初回に1〜3万円。刃の交換や維持費もかかります。

仮に年間1.5万円のランニングコストが10年続くと、15万円。初期費用12万円と合わせて27万円。

人工芝は初期費用37万円として、ランニングコストはほぼゼロ。ただし、寿命は8〜10年で、張り替えが必要になります。張り替え費用を含めた20年スパンで見ると、実はトータルコストはそこまで大きくは変わりません。

つまり、コスト面ではどちらを選んでも劇的な差はないというのが結論です。


手入れの手間:ここが最大の分かれ道

正直に言って、天然芝の手入れはかなり大変です。

春〜秋のシーズン中、芝刈りは最低でも月2回。サボると芝がボサボサになり、一度荒れると回復に時間がかかります。水やりは夏場なら毎日。肥料は年3〜4回。エアレーション(土に穴を開けて通気する作業)も年1〜2回必要です。

そして何より厄介なのが雑草。天然芝の間から生えてくる雑草との戦いは、文字通り「終わらない戦争」です。

人工芝の手入れは、ほぼ「掃除」だけ。落ち葉を掃いたり、たまにホースで水をかけたりする程度。芝刈りも水やりも不要です。

ここで重要な自問があります。

「あなたは庭仕事が好きですか?」

この問いに迷わず「はい」と答えられる人は天然芝向き。「いや、できれば楽したい……」と思った人は人工芝向きです。


虫問題のリアル

天然芝には虫が来ます。これは避けられません。

ミミズ、コガネムシの幼虫、ヨトウムシ……土と草があるところには虫が集まる。特にコガネムシの幼虫は芝の根を食べるので、放置すると芝が枯れます。

「子どもを裸足で遊ばせたいから芝にしたのに、虫が気持ち悪くて庭に出なくなった」

こういう声は、実は少なくありません。

人工芝にも虫が来ないわけではありませんが、土を直接触る機会が天然芝に比べて格段に少ないため、虫との遭遇率は大幅に下がります。

虫が苦手な方にとっては、これだけで人工芝を選ぶ理由になるでしょう。


見た目と質感:進化した人工芝、でもまだ差はある

5年前まで、人工芝は「いかにも人工」という見た目でした。テカテカしていて、近くで見るとプラスチック感が否めない。

でも最新の人工芝はかなり進化しています。枯れ芝色の繊維を混ぜてリアルさを出したり、芝の長さに変化をつけたり。パッと見では天然芝と区別がつかないレベルのものもあります。

ただし、裸足で踏んだときの感触は、やっぱり天然芝が圧勝です。

あの柔らかくて少しひんやりする感覚は、人工芝では再現できません。「庭で裸足になりたい」「子どもにホンモノの芝を踏ませたい」という気持ちがあるなら、天然芝には代えがたい魅力があります。

また、人工芝には真夏の問題があります。直射日光を受けた人工芝の表面温度は60℃を超えることも。裸足では歩けないどころか、ペットの肉球にも危険です。


プロが自分の家に張るなら、どっち?

ここからは完全に私の本音です。

私は自分の家には「人工芝」を張りました。

理由はシンプルです。私は仕事で毎日、他人の庭を施工しています。帰宅してまで自分の庭の芝刈りをする気力がない。

「お前はプロだろ!」と思うかもしれませんが、美容師さんが自分の髪を切るのが面倒なのと同じです。プロだからこそ、手入れの大変さが身に染みている。

ただし、もし私が「週末の庭いじりが最高の趣味です」というタイプなら、間違いなく天然芝を選んでいます。手間をかけた分だけ応えてくれる天然芝には、人工芝にはない「育てる喜び」がありますから。


結論:あなたの「性格」で選びなさい

最後にまとめます。

天然芝を選ぶべき人: 庭いじりが好き、または好きになれそう。週末に30分〜1時間の芝メンテナンスが苦にならない。裸足の感触やリアルな緑にこだわりがある。虫はそこまで気にならない。

人工芝を選ぶべき人: 庭の手入れは最小限にしたい。共働きで忙しく、庭に時間を割けない。見た目は「それなりにキレイ」であれば十分。虫がとにかく嫌。

どちらを選ぶにしても、大切なのは施工の質です。安い人工芝を雑に敷けば、1〜2年でめくれてきます。天然芝も下地の土づくりを手抜きされたら、うまく育ちません。

信頼できる施工業者を見つけることが、芝選びよりもずっと大事だったりします。複数の業者から見積もりをとって、提案力と施工実績を比較してみてください。

あなたの庭が、毎日の暮らしを豊かにしてくれる場所になることを願っています。


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きむ

この記事を執筆・監修した人:きむ

外構・エクステリア専門家 / 業界歴10年以上

関東エリアを中心に、累計500件以上の外構工事のアドバイス・現場監修を実施。 「業者選びで失敗してほしくない」という思いから、原価のカラクリや見積もりのチェックポイント、本当に長持ちする素材の選び方などを客観的かつプロの目線で発信しています。